こんにちは!
今回は、エジプトの3大観光地である、カイロ・ルクソール・アスワンの移動方法について紹介していきたいと思います。
エジプトは魅力的な観光地がありながら、情報が少ない国です。ぜひ行かれる方は参考にしてみてください。
エジプト入国方法や観光スポットについては別記事でまとめていいますので、そちらをご覧ください。
目次
3大観光地カイロ・ルクソール・アスワン
エジプトの3大観光地といえば、カイロ・ルクソール・アスワンになります。
カイロ
カイロはエジプト北部に位置しており、エジプトの首都のみならず、アフリカ最大の国際都市です。ナイル川下流域に位置し、紀元前5000年ごろより文明が発達し、人々が生活をしてきました。
主な観光地は・・・ギザのピラミッド、エジプト考古学博物館、大エジプト博物館、オールドカイロ
ルクソール
続いて、ルクソールが挙げられます。ナイル川中流域に位置しており、古代エジプトの都であるテーべがあり繁栄したエリアです。そのため、多くの遺跡があり世界遺産にもなっています。
主な観光地・・・王家の谷、ハトシェプスト女王葬祭殿、ルクソール神殿、カルナック神殿
アスワン
最後に、アスワンを挙げます。エジプト南部、ナイル川上流域に位置しており、首都カイロから約900kmに位置しています。
主な観光地・・・アブ・シンベル神殿、イシス神殿、フィエラ神殿
カイロ・ルクソール・アスワンへの移動方法について
エジプト国内の主な移動方法は以下の通りです。
・鉄道
・長距離バス
・飛行機
鉄道移動の場合
鉄道は主に寝台列車と普通列車の2種類に分かれます。
寝台列車・普通列車ともカイロ〜ルクソール〜アスワンを結んでおり、カイロ〜ルクソールを11時間、ルクソール〜アスワンを約3時間で移動します。夜に出発して、朝に到着するイメージです。
寝台列車は事前に予約することが可能です。予約する場合は必ず、外国人(Foreigners)で予約をしましょう。
寝台列車は個室にベッドと食事付きのため、比較的料金は高めですが外国人専用車両であるため安心であるといえます。
〈寝台列車〉
カイロ〜アスワン間
1人料金・・・130ドル(約13,500円)
2人料金・・・180ドル(1人90ドル)(約27,000円)
寝台列車予約
https://abelatrains.com/Inquiry
普通列車の場合、寝台列車とは異なり座席になります。その分、料金も比較的安く、外国人専用車両もあるため、寝台列車ほどではないにせよ安心感もあります。私がエジプト旅行をした時は、普通列車を利用しました。チケットの買い方やその時の様子については後ほど紹介します。
〈普通列車〉
カイロ〜アスワン間
1等VIP・・・50ドル(約7,500円)
2等VIP・・・40ドル(約6,000円)
長距離バス
一番料金が安く移動でき、運行本数が多いのは長距離バスになります。ローカル感を味わいたい方はバス移動もありかもしれませんが、トラブル等に巻き込まれる恐れもありますので、旅行慣れしていない方の利用は控えた方がいいと思います。また、ルクソール〜アスワンへの移動手段が乏しいこともあり、私は選択肢から除外しました。
〈主なバス会社〉
Go Bus
ホームページ:https://go-bus.com/?lang=en
飛行機
移動距離に時間をかけずに移動したい場合は、間違いなく飛行機による移動をオススメします。
それぞれの観光エリアに空港があり、カイロ国際空港、ルクソール空港、アスワン空港、アブ・シンベル空港のいずれかを利用することができます。カイロ空港〜アスワン空港を約1時間30分で移動することができるため、旅行日数があまりない方でも飛行機を利用すれば主要な観光スポットを回ることができます。
〈主な航空会社〉
・エジプトエア(スターアライアンスグループ)
・ナイルエア
普通列車(エジプト国鉄)での移動方法紹介
まず、私は以下の手段でエジプト国内を移動しました。
カイロ〜ルクソール間・・・普通列車(エジプト国鉄)
ルクソール〜アスワン間・・・普通列車(エジプト国鉄)
アスワン〜カイロ間・・・飛行機
カイロ〜ルクソール間とルクソール〜アスワン間のチケットはカイロ駅(ラムセス駅)で購入し、アスワン〜カイロ間のチケットはインターネットで購入をしました。
カイロ駅(ラムセス駅)でチケットを購入する方法
カイロ駅(ラムセス駅)でチケットを購入するためには、外国人専用窓口で購入することができます。以前は、現地人価格でかなり安い料金で移動できたようですが、現在は外国人専用料金のチケットを購入する必要があります。
駅内に入るにはまず荷物チェックをする必要があります。
カイロ駅の駅周辺は、現地人と旅行者が往来し、物売りやタクシーの呼び込みなどカオスですが、駅内に入ると印象的なオブジェクトが駅内の中心にそびえたっています。
外国人専用窓口は駅内の2階にあります。
2階に行くには、写真右手に見えるエスカレーターに乗り階に向かいます。
2階に上がったら、目の前にカフェがあります。そこを左に曲がり、その先で右に曲がると一番奥に外国人専用窓口があります。
中にはカウンターが一つあり、そこでチケットを購入することができます。
私はここで、翌日のカイロ〜ルクソール間のチケットと2日後のルクソール〜アスワン間のチケットを購入しました。
ただし、渡されたチケットは全く読めません(笑)説明はしてもらえましたが、右上の時間と右下に書いてあるのが5号車の16・17番シートというのは分かりました。
とりあえずこれで無事にチケットは入手できました。
ちなみに、料金表はこのような感じです。
カイロ駅(ラムセス駅)内の様子
カイロ駅の乗車ホームは駅の1階になります。
上に掲載している駅内写真の丁度真ん中に改札口があるのでそちらに向かいます。
電光掲示板で確認することもできます。
〈注意①〉
改札口は自動ゲートとなっています。通る人は皆さんQRコードのようなものをかざして通過していますが、先ほどの写真の通り、手書きのチケットのためかざしても通過できません。
その場合は焦らずに、改札にいる駅員?にチケットを見せましょう。ゲートを通してくれました。
改札を抜けると駅のホームになっているので、出発ホームに向かいます。
〈注意②〉
ここで荷物運び&チップ請求をする現地人が登場します。目的のホームに向かうには、キャリーバックを持って階段を降り、さらに登るしか方法がないため、結構強引にサービス?を押し売りしてきます。荷物運びをしてもらうとその後必ずチップを請求されますので、嫌な方ははっきり断りましょう!
ホームに着いたら、あとは目的の車両が来るのを待ちます。ちなみに、外国人専用車両のため、先頭車両に近い位置になります。駅のホームに売店があり、長旅にむけお菓子や飲み物を買うこともできます。
鉄道内の様子
1等席VIPのチケットを購入しましたが、外の見た目に反して中はとても綺麗でした。座席は半リクライニングになり、思ったよりも快適に移動できました。
荷物は頭上のスペースに置くことができます。大きめのキャリーバックでも十分な広さでした。
トイレも想像以上に綺麗でびっくりしました。
ちなみに、車両に担当の添乗員?の方がおり、降りる駅が近づいたら声をかけてくれました。押し売りでチップを要求してくる人が多い国ですが、いいサービスにはこちらからチップを払いたくなります!
カイロ・ルクソール・アスワンでの移動方法
エジプトでの主な観光地を巡る方法は主に配車アプリを使用することが一般的です。
ホテルや駅から一歩外に出たらすぐにタクシーの呼び込みが集まってくるので、流しのタクシーであればすぐに見つかりますが、ほぼほぼぼったくられるという気持ちでいた方がよいでしょう。
ただし、配車アプリもエリアによって使用できるアプリが異なっていたり、対象外のエリアもあるため注意しましょう。
それぞれエリアごとに使用できるアプリは以下の通りです。
カイロ・・・Uber
ルクソール・・・Careem
アスワン・・・Careem
カイロの観光エリアはほとんどUberで回ることができます。料金もそこまで高くないため、効率よく観光できます。
ルクソール、アスワンについてはいくつか注意が必要です。
ルクソール・・・ナイル川東側はCareemを使用することができますが、王家の谷があるナイル川西側はサービス対象外のため、ツアーを申し込んだり、現地タクシーなどと交渉する必要があります。
アスワン・・・アスワン中心地やアスワン空港への移動に使用することができます。ただし、アスワンの南側にあるフィエラ神殿があるエリアについてはインターネットのつながりが悪く、タクシーの迎えも来ないため、配車アプリで行くことはやめましょう。アブ・シンベル神殿などもツアーで行くことが一般的です。
さいごに
魅力的な観光地であるエジプトですが、なかなか移動手段などの情報がなく、苦労することもありました。
それでも配車アプリが利用できたり、外国人専用車両の鉄道であれば比較的安全に観光することが可能です。
これからエジプト観光を考えている方はぜひ参考にしてみてください。
〈参考〉
アブ・シンベル神殿往復ツアーを申し込んだサイト:Get Your Guide
寝台列車予約サイト:Abela sleeping trains