トルコ国鉄(TCDD)高速鉄道(YHT)予約方法

こんにちは!

トルコはバス大国として有名ですが、今回はトルコ国鉄(TCDD)の高速鉄道(YHT)について紹介していきたいと思います。

トルコ国鉄とは

トルコ国鉄の正式名は「Türkiye Cumhuriyeti Devlet Demiryolları」(略してTCDD)です。

トルコの公共鉄道システムを運営する国営鉄道(現在、民営化に移行を検討している)。

特に高速鉄道は「YHT」と呼ばれており、トルコの主要地を結んでいます。

高速鉄道「YHT」は日本でいうところの新幹線にあたります。

他にも通勤列車「マルマライ」はイスタンブールのヨーロッパサイドとアジアサイドの境にあるボスポラス海峡を渡る際にも利用できます。

バスと高速鉄道の比較について

バスと高速鉄道(YHT)についてざっくり比較すると以下のようになります。

     乗車時間 料金  路線数  便数 利便性
バス長い安い多い多いトルコ国内ほぼ全てを網羅
YHT短い高い少ない少ない一部の主要都市のみ(路線拡大中)

(例)イスタンブール〜アンカラへ移動する場合

乗車時間料金便数その他
バス7〜8時間350TL30分に1便(バス会社多数)オトガルで下車。中心地へ別途移動する
YHT4時間30分430TL13便/日下車駅は市内中心地

乗車時間:圧倒的にYHTの方が短い。

料金:バスの方が少し安いがそこまで大きな差はない。

※大型の荷物がある場合、YHTは別途追加料金が発生する可能性あり。(乗車前に荷物サイズの確認をされます)

便数:圧倒的にバスが多く夜間でも移動が可能。

その他:YHTは市内中心地に駅があるが、バスの場合は中心地から少し離れたオトガル(バスターミナル)で下車となるため、中心地へは別途移動する必要がある。

YHTの予約方法について

まず、予約に必要なものです。

パスポート

クレジットカード(窓口の場合は現金可)

トルコの電話番号(SIM)

〈WEB予約の場合〉

①トルコ国鉄(TCDD)ホームページにアクセス

②画面左下を選択。(右上のEnglishを選択すると表示が消えてしまいます)

③予約したい内容を入力

④列車の時刻表などの詳細が表示されます。

⑤希望の時間帯、エコノミー・ビジネスを選択し、「select」を選択し、ページ下部の「continue」を選択。

⑥座席の空き状況を確認できます。トルコでは男性と女性が隣にならないようになっているため、以下の画面のような表示で、男女が分かるようになっています。男女が隣同士になるように予約したい場合、同時に予約をすれば可能です。また、画面の通り、ほとんどがエコノミークラスでビジネスクラスはわずかです。

⑦座席を選択し、個人情報の入力をします。

⑧最後にカード決済画面で決済をし完了となります。

〈窓口予約の場合〉

①高速列車(YHT)が発着する駅に行くと窓口があるので、そちらに向かいます。

②窓口で行きたい駅名と日時を伝えます。そうすると空き状況を確認してくれます。

③パスポート(身分証明)の提出と電話番号を確認されます。

④決済方法を聞かれます。クレジットカードも利用可能です。

⑤チケットが発券されるので、内容を確認し間違っていなければ完了。

〈経験談〉

窓口でチケットを購入しようとした時に、「イスタンブール発エスキシェヒル着」のチケットが欲しいことを伝えたところ、「フル(満席)」と言われ追い払われました。何回か確認しても「満席」としか言われず、、、WEB上で確認するとまだ座席が空いているのに。話が通じないので、隣の列に並んで、別の方に同じように聞いたら、普通に買えました。海外ではよくあることかもしれませんが、一度断られても諦めずにトライしてみるのもいいと思います。

乗車してみて・・・

今回、イスタンブールからエスキシェヒルまで乗車しました。

イスタンブールには「YHT」の乗車駅はいくつかあります。

ヨーロッパサイドとアジアサイドそれぞれに駅がありますが、アジアサイドの「Söğütlüçeşme駅」から乗車することをオススメします。

理由としては、ヨーロッパサイドよりアジアサイドから運行する鉄道の本数が多いからです。

車両はこんな感じです。新幹線に似ており、とても綺麗です。

座席は快適で、前の座席との感覚も十分にありました。荷物置き場もありますが、しっかりと鍵をかけておくことを忘れずに。また、到着予想の案内もあるため分かりやすいといった印象です。

さいごに

・列車とバスを比較すると、移動時間は列車の方が断然早い。

・WEBでの予約が難しい場合は、窓口に行けば簡単に予約できます。(行き先と日時はスマホにメモしておいた方がスムーズ)

・ただし、列車の場合、当日の予約は空いていない可能性が高い。(4日前でもかなり埋まっていました)

・自分で空き状況を確認しておく方が良い。

個人的な意見としては、多少値段が高くても予約が取れた場合は鉄道を利用することをオススメします。トルコ=バスといった選択肢以外もあるので、ぜひ検討してみてください。

※なお、こちらは2023年5月現在の情報になります。価格等については今後変動する可能性が大いにありますので、ご注意ください。